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食べる赤ちゃん

「補食」で補う栄養素

小さな子供は大人と違って一度の食事で食べられる量は少なくなります。
しかし必要な栄養素は代謝のさかんな子供にとってそれだけでは足りないため、一日三食の食事以外にも「捕食」を与えることが必要です。
では「補食」とは何で、どのような補食にすると十分栄養を取ることができるのでしょうか。

おやつではなく補食

おやつ、と聞くと3時に食べる飲み物と一緒に甘いものなどのお菓子を食べるというイメージをお持ちの方が少なくないでしょう。
大人が仕事の休憩にとるおやつとすれば悪くはありませんが、子供に与える補食はおやつとは違った考え方をする必要があります。

補食とは、食事だけでは補いきれない分の栄養素をとる機会のことです。
そのため手軽に食べられて栄養があり、食事と食事の間にとっても次の食事に響かない消化の良い食べ物を選ぶ必要があります。

補食におすすめの食べ物

補食は小さい時では10時と3時、3歳頃からは3時にとると次の食事に響く心配が少なくなります。
この時には、果物やゼリー、ヨーグルトのようなビタミン・ミネラルの多い食品がおすすめです。
また小さめのおにぎりやさっぱりとしたパン、子供向けのおせんべいでも構いません。
栄養があり手軽に食べられるものを選びましょう。

補食にNGの食べ物

スナック菓子・クリームたっぷりのケーキ・カップラーメン・揚げ物のように消化に時間がかかるものは避けましょう。
また栄養がほとんどない上にカロリーだけが高い食品も補食には向いていません。
消化に時間がかかれば次の食事で十分な栄養をとることができなくなり、味付けの濃い物や脂っこいものを食べる習慣がついてしまうと将来の生活習慣病も心配になります。

補食も大切な栄養補給の機会

一日三食の食事については栄養バランスを考えて頑張って作っていても、補食まで入れて考えるのはなかなか大変です。
しかし補食も子供にとっては大切な栄養補給の機会のため、栄養素のことを少しでも考えてあげましょう。
食が細いお子さんほど補食の役割は大切で、その時には栄養価の高いものを少量で良いので与えるのがおすすめ。
その点カットフルーツは調理が簡単で、小さめのおにぎりなら昼食のついでに作っておけばわざわざ用意する手間が省けます。

もし補食まで一から手作りを意識すると準備が大変になってしまい、大人と同じおやつで妥協してしまいたくなることも。
もちろんそこまで手をかけて構いませんが、忙しくて大変と感じる時などは準備がラクな補食を選びましょう。
パンやお菓子を購入する時は、子供向けのものを選ぶと塩分控えめなどの配慮がされているため、大人が食べるおやつよりは消化の用意ものになっています。

4月 26th, 2016 by